こんばんは。久々に勢いだけでブログを書きます。

2020/05/02〜05/05に『コミックマーケット98(C98)』が開催される、はずでした。しかし残念ながら例のアレによりアレしたため、「エアコミケ」なるものが代わりに開催されることとなりました。特設ページも用意され、コミケ運営はもちろんサークル参加者、一般参加者、企業ブースの方々まで精一杯、4日間を盛り上げました。

そんな中、僕はC98に落選していたものの、会場が無尽蔵に広がったので「よっしゃ!落選したけど既刊でエアコミケに参加しちゃおw」と強引かつ実験的にエアコミケに参加したわけであります。そして、「一般参加者が弊サークルスペースを訪れた形」を再現するために、Zoomミーティングを使用して、エアコミケというバーチャルなお祭りと言えども少しはリアルに近づけようと頑張ってみました。その結果、特にエアコミケを知らずにミーティングに参加してきたチリ人に陰茎サイズの測定方法を聞かれるに至ったわけです。

Zoomミーティングの様子。

当日(C98-4日目、同人ソフトが本来であれば物理的に出展していた日)の僕の実績については以下のとおりです。

  • YouTube Liveをやろうとするも、初回のLive開始リクエスト24時間待ちの刑により実施できず
  • 10時より前の宣伝でBOOTHの本が売れる
  • Zoomミーティングに参加してくれた方に布教が成功
  • 前からやろうやろうと思ってたビッグバンドアレンジ音源の頒布を開始
  • ミーティングルームをrenewしたあとにZoomBombingに遭う
  • ミーティングルームをrenewしたあとにチリ人が3人遊びに来てペニスの測定方法などいろいろなことを質問される

エアコミケでの頒布実績としては、分散SNS本のべ4冊(ありがとうございます)、音源のべ2枚(ありがとうございます)という結果となりました。音源の頒布が開始できたのはとても良いことです。弊BOOTHをよろしくお願いいたします。音源のサンプルは現在SoundCloudで聴けます。

やはり既刊だけで、かつTwitterに全依存した形での売上ですとこれぐらいに減ってしまうのだなあと感じました。また、時期も時期ですからね。時間的には暇になったかも知れませんけれど、財布の紐は固くなるご時世だと思いますので、仕方ないです。それはそれとして、やはり 「物理的に各スペースを巡ること」の利益はかなり大きいのだなあと感じました。


さて、そろそろ陰茎の話をしようと思うのですが(したくねえよ)。

まず、「Zoom爆撃」に遭いました。Zoom爆撃(ZoomBombing)については各国のユーザーで被害の声がたくさん挙がっており、対策を要するものとなっております。Zoomのミーティングルームはたとえ有料アカウントだとしても1人で開け続けることはできず、40分経ったら強制的に閉じられます(2人以上いれば有料アカウントであれば長々と繋げられるが、1人だけだとダメ)。エアコミケの一般参加者を招き入れる場合は新しくZoomミーティングを開く度に変更されるミーティングルームを周知する必要がありました。爆撃側はどうするか?おそらく優れたTwitter検索を用いてZoomミーティングURLをキーワードに入れては獲物を探していたのでしょう。

新しく発行されたミーティングURLをTwitterに貼ってすぐに参加者が1人はいってきました。 直後、めちゃめちゃ耳障りな騒音を出しはじめ、チャットに日本語で「くそったれ」「くそったれ」と書き込まれました。 なるほど、これがZoom爆撃なのか、と。これ他にも人がいたら迷惑極まりなかったですね。各位が悩まされるのがこの現象なのか、と。ちなみにパスワードは入力するようにしていたものの、1ツイートにパスワードも一緒に収めていたので、爆撃をいとも容易く許してしまったのだろうなと思います。

反省の後、ちょっとだけ設定をセキュリティ方向に振って、めげずにミーティングルームをrenew and renewしていたら、 今度はチリ人の3人が入ってきました。 20代前半だと思います。僕は英語で応対を試みたのですが、相手は英語に堪能でありませんでした。チリはスペイン語が公用語で、英語はあまり通じないらしいです。対してお相手さんについては、「ありがとう」「こんにちは」程度の日本語、及びローマ字の読み上げなどは可能だったため、 チリ人が画面共有でGoogle翻訳を開いてくれたため、質問に応対することができました。 ジェスチャーとか簡単な英語も通じたので、かろうじて意思疎通が図れました。ちなみに、 エアコミケについては一切認知していないようでした。

そこから色々と質問されました。「LoLとか、ゲームやってる?」「年齢は?」「彼女いる?」など。そこから方向が怪しくなっていき、いよいよタイトルにも書いた 『陰茎サイズの測定方法は?』と質問されます。 どうやら日本人の陰茎サイズは世界的に見ても小さいということが知られており、それを話題の起点としたのだろうと思います。にしても初見の人間にそんなんよう聞けるわな。日本的に言語化すれば、「陽キャ」の類だったと思います。簡単な挨拶もできることから、日本に対してはそこそこ知識を持っていたようで、それほど悪い気持ちはありませんでした。少なくとも僕がチリに対する認識よりはあちらのほうが認識量としては上だったでしょう。

3人(実質2人)のチリ人は、総合的にはマシだったという印象です。会話をつなぐ工夫をしてくれたり、質問をたくさんしてくれたり、最後には「ARIGATOU」を言ってルームを去っていきました。僕としてはかなり貴重な体験ができました。これから海外の人と応対する場合は、時と場合によっては Google翻訳やDeepL翻訳を画面共有させて意思疎通を図るという手段が有効である ことがわかりました。


まだ例のアレは数か月間は跋扈すると思います。その間、エアコミケのような仮想的な即売会が開かれていくと思いますが、もし即売会での応対をインターネット上で実現する場合は、

  • 人気サービスで宣伝する場合はミーティングルームに辿り着くまでにクッションを挟む
  • 一般にはあまり使われていない通話サービスを敢えて利用する
  • リアルタイム検索が優秀なサービスで安直にミーティングURLを張らない

などに注意する必要があると感じました。ミーティングルームにたどり着くまでのクッション、めっちゃ大事です。そこで、僕が優秀だと感じている組み合わせは「YouTube LiveとZoomミーティング」で、実はZoomミーティングをそのままYouTube Liveにすることが可能です(有料版のみ)。ON AIRであればもしかしたらルームが変わることはなかったのかも知れない。YouTubeで検索性を担保して、ZoomミーティングURLを概要欄に張るなどすれば、より深く知りたいユーザーさんについては通話をすることでよりよい経験を得ていただけるだろうなと妄想しております。僕は今回YouTube Liveを使用しようとしたのが初めてで、前日に利用申請したら24時間かかるぜって言われて今回のエアコミケではこの手法が使えませんでした。別の機会でこの組み合わせを試せたらなと思います。

あと。

よいこの みんなは はじめて あう あいてに おちんちんの おおきさを しつもんしちゃ だめだよ!